入社/2019年
所属/生産部 薄板グループ 薄板管理課

営業と現場の間に入り、
スムーズな仕事の流れをつくるのが使命。

最大限、効率よく部材を確保する

文系ですが、ものづくりや大きな機械を動かすことに興味があり、鬼頭鋼材に入社しました。入社後は薄板工場で2ヶ月間の研修を行い、現場を経験。その後、現在の薄板管理課に配属されました。
私が担当しているのは、薄板の生産管理です。営業が受注した案件に対し、現場に加工指示を出し、必要な部材を手配するのが主な仕事。現場では、ロール状になった薄板をスリッターと呼ばれる機械に通して細切りにしていくのですが、その際、母材からできるだけ無駄なく部材を取りたい。しかし、母材はあらかじめ決まった規格があるので、その中からどうすれば最大限、効率よく部材を確保できるかを考えるのがポイントになります。まさにここが生産管理の腕の見せ所。まだまだ経験が浅いので、熟練の先輩たちのようにはいきませんが、経験を重ねれば重ねるほど、できなかったことができるようになるのがうれしい。現場でトラブルがあったときも、以前は上司を頼っていたのが、自分ひとりで判断し、解決できたときもやりがいを感じました。

「安全」は準備と余裕から生まれる

入社したてのとき、グループ長から「ケガをしない、させないことが大切だ」と言われました。非常に重い鋼材を扱っているので「安全第一」は基本中の基本。この「安全」をしっかり確保するためには、準備をしっかりと行い、余裕のある指示を現場に出すことが重要だと思っています。急がせたり、焦らせたりすることがいちばん危険。自分自身の安全確保はもちろんですが、他のメンバーにもケガをさせないようにすることが、僕の責任だと思っています。
この仕事は営業と現場の間に入り、発注から加工、納品までをスムーズにできるようにする司令塔のような立場です。そのため、双方のメンバーに対して信頼感がないと務まりません。今後もさらに貪欲に仕事を吸収し、経験を積み、どんな状況でも確実にお客様へ製品を納められるように努力していきたいと思っています。

「Pride of 鉄の裏方」

僕が担当している製品の中には、自動車のブレーキまわりに使われる部品もあります。この部品が自動車メーカーで加工され、皆さんの元に届くわけです。そのため、常に「人の命を預かる部品」を担当していることを意識し、仕事に向き合っています。